ゆらゆらタユタ

わたしのブログ

性格の悪い女友達

年下の女を泣かせる女の行く末は地獄!!

「意外だったな。悟が莉里ちゃんみたいな子を選んだの」そぉですか〜? とわざとバカっぽく答えながら、わたしはあ〜もうこの女ぜってー許さねぇクソボケカスうんこ女、と思った。仏の顔は三度までらしいが、わたしは30回は我慢したから仏より寛大でいいヤツ…

平行線のあなたとわたし

「最低、本当に最低。今すぐ死んでほしい」 こんにちは。現場の幡野です。ここは大学の空き教室。寒いくらい冷房が効いています。今すぐリュックから上着を取り出し羽織りたいのは山々ですが、それも厳しい状況です。なぜなら教室にいるのはわたしとアキナち…

3人でいても、ふたりとひとり

高校入学初日から卒業までを、ニイナとハヅキと一緒に過ごした。ふたりとも大好きだけど、3人組は難しい。どうしてもふたりとひとりに感じる時があった。ニイナとハヅキ、それからわたし。 境界線はすっごく薄い膜みたいで、無視することも、見えないふりし…

悲劇ならわたしの視界の外で

え、どうしたのこれ。婚約祝い? うそ、ありがとう。開けていい? わぁ可愛いグラス! この作家好きなんだよね。あ、そっか。前に一緒に展示を見に行ったね。 大事にする。……でもわたし、婚約のことアヤに言ったっけ。 そう、平子のインスタで婚約パーティの…

いっそあなたに恋ができたら

大学の同期のリコちゃんは、いわゆる恋愛体質だ。常に好きな人がいて、その人の彼女になったりセフレになったり、どうにもならなかったりで、キャンパスライフは彩り豊かだ。常に情報を送受信する彼女のスマホは過労死寸前。使い込んだグッチのバッグには、…

悪意を垂れ流すあなたのことが、もはや恋より純粋に、

「あんたが男だったら良かったのに」とヒメちゃんはよく言うけれど、実際わたしが男だったら相手にされないのはわかっています。 ヒメちゃんは空気を読めないし、気分屋ですぐ不機嫌になる。自分の感情が最優先で、昨日まで一方的に無視していた相手に「彼氏…