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わたしのブログ

本、マンガ、映画

【NANA】高木泰士という男

「NANAは人生」 子供の頃に好きだった本や漫画は、今読み返しても面白い。NANAを初めて読んだのは中学生の頃だと思うけど、むしろ今の方が楽しく読めてる感じもする。ただし連載当時と今では、多くのキャラの印象が変わった。例えば主人公であるナナと奈々(…

「わたしを離さないで」―花壇で枯れてゆく花たち

ふと本屋で見かけたので、カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」を買った。 10年ほど前に読んだ記憶があり、TBSのドラマも観ていたので、流れは把握していた。それでも読んで良かったので、こうして記事を書いている。 ここから先は作品の内容・結末に触…

【NANA】小松奈々(ハチ)という女

気づいたらNANAだった 初めてハマった少女漫画がNANAだった。作者はご近所物語、パラダイス キスなどを世に送り出した矢沢あい。2000年の読切から始まったNANAは、作者の体調不良によって2008年から休載中である。 おしゃれな絵柄と魅力的なキャラクターたち…

暗黒のハーレム漫画「少年のアビス」を読もう

ワールドエンド・ボーイ・ミーツ・ガール「少年のアビス」を読んでいます。 昨年末から新刊が出るたびにtwitterでワーワー言ってるので、フォローしてくれている方は「またその話か」と思うでしょうが、その話です。 ※以下、最新刊までのネタバレを含みます…

14歳と『偽物の神様』

今月7日、衆院議員の「50歳と14歳と同意の上の性行為で、捕まるのはおかしい」という趣旨の発言に多くの批判の声が上がった。詳細を伝える記事やネットの反応を見て、真っ先にわたしの頭に浮かんだのは、島本理生さんの小説「ファーストラヴ」の中の「偽物の…