ゆらゆらタユタ

アラサーとゆとりを取り巻くもろもろ

全自動お茶汲みマシーンマミコと就職

f:id:yoshirai:20180429030920p:plain

今でこそ全自動お茶汲みマシーンのマミコだが、もちろん産まれたときから全自動お茶汲みマシーンだったわけではない。

出身は北関東で、両親の他に姉がいる。要領と愛想のいいマミコは、周りから可愛い可愛いと言われて育った。勉強も苦手ではなかったので、地元の進学校から都内のそこそこ名前の知られた女子大に進学した。

東京にはマミコより賢い子や、可愛い子など山ほどいた。

けれど、マミコは要領の良さゆえにちょっとおバカでまぁまぁ可愛い子、の需要を早々に見抜いた。地元ではどちらかと言うと知らないと言えず、知ったかぶる傾向にあったマミコだが、上京して数ヶ月でわかんな~~~い♡すご~~~い♡はじめて~~~♡を覚えた。男にちやほやされると、都会はもっと楽しくなった。

マミコは大学に入る前、自分は四年間好成績を収め、その後は人が羨むようなオフィスでバリバリ働くものだと思っていた。その能力があると信じていた。いや、今も信じているのかもしれない。成績が中の下だったのは本気で頑張らなかったからだし、飲み会やバイトで忙しかったから。就活につまづいたのもスタートがちょっと遅かったから、と。

今の会社の内定を得た時、マミコは安堵で涙した。やっと存在を認められた気がした。行きたい会社でも希望する職でもなかったが、マミコは就活を続ける気力も、就職浪人の覚悟もなかった。安い給料。微妙な勤務地。昇級の見込みほとんどなし。本当にこれでいいのかと思わないこともなかったが、女の子だからいっか、と内定承諾書にサインした。当時の彼氏は同い年のJ大生で、大手広告代理店の内定を持っていた。もしかしたら、彼と結婚するかもしれないもんね♡

結局、その彼は社会人になってすぐに「頭が良くて自立した彼女」とやらに乗り換えた。現在婚約中だそうだ。

 

今勤めている会社では、事務職の新卒採用はマミコが初めてだった。

仕事は簡単で、すぐに覚えられた。しかし、古い会社なので明らかに効率の悪いやり方、無駄なやりとりがいたるところで発生していた。マミコは上司に改善案を提出したことがあるが、おっいいね!でもみんな今のやり方に慣れちゃってるからちょっと辛いかな(笑)ごめんね(笑)と肩を叩かれて終わった。当時のマミコは落胆したが、今ではその”やり方に慣れたみんな”の仲間入りをしたので特に苦はない。

ニコニコ愛想を振りまいて、何を言われても素直に頷き、ちょっとしたセクハラや見下しにも笑顔で応じることにより、マミコは色々なものから守られ、同時に様々なものを失った。そうして少しずつ、マミコは全自動お茶汲みマシーンになっていった。

20代も後半に差し掛かった今、友人たちはそれぞれ部下を持ったり、大きな仕事を任されたり、留学したり、結婚したり、それぞれの階段を上っている。

マミコだけが、未だに女の子のまま足踏みしている。一応正社員だが、全自動お茶汲みマシーンには何のスキルも身についていない。

どこで間違えたんだろう。そう思いながらマミコはコタ アイケアのシャンプーで髪を洗い(※1)、ルルルンの高保湿タイプのシートマスクの上からパナソニックのスチーマーの蒸気を当て(※2)、フローフシのまつげ美容液を忘れずに塗って就寝した(※3)。

---

(※1)硬くて太いマミコの髪も、このシャンプーでだいぶ落ち着く。少し高いが、香りも良いので半年ほどはリピートしている。

https://www.cota.co.jp/products/i-care/

 

(※2)ルルルンのシートマスクをしながら10分ほど、掃除をするのがマミコの日課だ。

密着するので下をむいても落ちない。全部のタイプを使ったが、高保湿か通常のピンクを使っていた時が調子がいいようだった。白は軽すぎ、エイジングケアは悪くはないが良くもない。


(※3)DHCのものを長く使っていたが乗り換えた。長さが伸びたかは微妙だが、まつ毛が抜けにくくなった。アイクリームとは別に使用。ちなみに夜のみ。