ゆらゆらタユタ

わたしのブログ

創作

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他人を「お兄ちゃんみたい♡」「弟みたい♡」とかぬかすなら欲は見せないと神に誓えよ

あなたがどう思ってるか知らないですけど、わたしは本当に悟くんが好きなんです。あなたは「急に有名になった悟くんが悪い女に騙されないか心配」みたいなことを言うけど、本当に余計なお世話なんだよ。いい大人でさ、異性の友達の恋愛にまで首突っ込むの異…

年下の女を泣かせる女の行く末は地獄!!

「意外だったな。悟が莉里ちゃんみたいな子を選んだの」そぉですか〜? とわざとバカっぽく答えながら、わたしはこの女ぜってー許さねぇクソボケカスうんこ女、と思った。仏の顔は三度までらしいが、わたしは30回は我慢したから仏より寛大でいいヤツだ。そん…

”いいやつ”無罪・面食い有罪の風潮を許すな

あの、たしかにね? 過去にあなたに告白された時、社内恋愛NGを理由に断りましたよ? ちょうど1年前ですね? 同期を集めたBBQの帰り、今思えばやや不自然な流れで2人きりになった帰り道。ガチガチに緊張したあなたが、震える声で言った「好きです、付き合っ…

都合のいいあなた

「いい加減まともな男を見つけろ」 390円のビール片手に諭されたあの日、ハタチのわたしが「まともな男なんかどこにもいない」とわめいたら、ちょっと間をおいて佐藤が言った。「……俺は?」。唖然。 佐藤は大学の同期だけど、年齢は2つ上だった。いつでも甘…

全自動お茶汲みマシーンマミコ

マミコはOLだ。都内のメーカーに勤めている。 事務員はマミコを含めて8人。20代はマミコひとりだが、去年入社した19歳の後輩がいる。けれど彼女はかなりのコミュ障なので、現在『若い女』の役割はマミコひとりが担っている。

死者とセックス

「また死者とセックスしてしまいました」 そんな報告が空を飛び、彼女の手の中に届く。 死者とセックス わたしと紗江ちゃんは合コンで出会った。当日になって女の子が1人来れなくなり、急遽呼ばれたのが彼女だった。 わたしと合コン幹事は会社の同期で、幹事…

慰謝料600万の恋

内容証明郵便ってやつを、生まれて初めて受け取りました。彼の奥さんからでした。彼の奥さん? ……はい、不倫をしてました。相手は職場の上司です。 慰謝料……って、あの……。いや、わかってますよ。配偶者に浮気された場合、その不倫相手にも請求できるんでし…

さよなら店長、地獄行き

「次に付き合う人の人生は、めちゃくちゃにしようと思ってるんです」 休憩中、なりゆきで一緒にお弁当を食べることになった島本さんの発言に、あやうくお箸を落とすとこだった。島本さんはわたしと同じ本屋で働くアルバイト。学生の頃からこの店にいて、勤続…

口裂け女とTOKYO HUNTING DAYS / Chapter1:新宿の口裂け女(3)

(前回の話はこちら ) 3か月と期間を決めて、わたしは口裂け女の身辺調査をすることにした。父親には「他にやることができたので調査は降りる」と連絡を入れた。もともとニートのわたしを見かねて無理に作った案件なので、父に異論があるはずもない。むしろ…

いつかあなたを裏切るわたし

昼間のカフェで彼氏の不満を口にする女が嫌いだった。口から出る愚痴、入っていくケーキ。 ゆるやかに、けれど延々と悪口は続く。そう、悪口。でも悪口だと言われたら、「そんなつもりはないんだけど」と、彼女は唇を尖らせるだろう。となりのテーブルのカッ…

誰でも良かったはずなのに!

こんにちは!セックスレスの人妻です。 4年前にビビっときて、交際半年で結婚しました。んで新婚5ヶ月でレスになりました。和牛水田似の夫は中学教師。授業に部活に事務作業、いつも遅くまでお疲れ様です。でも毎晩毎晩疲れてるって、疲れてない日はいつです…

母の恋人

わたしの父はとにかくやべ〜人間だった。プライドが高く他責思考で、暴力的で感情的で男尊女卑なアル中である。酒を飲むと暴れるし、酒がなくても怒り狂う。 当時の父に「アル中は依存症なので病院に行きましょう」なんて言おうもんなら死ぬほど殴られただろ…

それはテメェが悪いです

最近マユカの様子がおかしい? いつものことじゃないですか。はぁ、最近輪をかけて……? サナダさん、何かしたんですか。 ………………びっくりした。いや、こういう時ってだいたい「心当たりはないんだけど」って続くじゃん。不倫してたの? そんでバレたの? コワ…

全自動お茶汲みマシーンマミコと女友達

マミコちゃんって、女友達少なそうだよね。 金曜の夜、小洒落たフレンチレストラン。マッチングアプリで出会って新しく彼氏(同時進行4人目)となったハルキの言葉に、マミコは少し首を傾げて微笑む。どうして? ハルキは上機嫌にワインを飲み干し、グラスを…

仕事も社内恋愛も無理です

ミスの多い生涯を送ってきました。 「添付ファイルをご確認ください」と書いたメールをファイルを添付せず送り……なんてのは全然可愛い方で、取引先の偉い人の名前を間違え、発注数のケタをミスって途方に暮れ、コピー機を詰まらせ、共有ファイルを削除し、社…

好きなんて言うなクソボケ嘘つきが 一生タワマンから出るな

あなたが指定したカフェはどの駅からも微妙に遠く、しかもその日は雨でした。約束時間の5分前。わたしは入り口の前でお気に入りの傘についた雫を払い、愛想の良い店員に待ち合わせだと伝えました。 通された席は窓際で、ひんやりとした空気に足先からスカー…

女の子は痛くないので

おかしいとは思ってたんです。毎週水曜日、アキラくんの帰りは遅かった。残業だって言うんですけど、彼の職場は水曜、ノー残業デーなんです。でも、内緒でひとりの時間を持つくらい、可愛いもんじゃないですか。だから知らないフリをしてたんですね。 最初に…

全自動お茶汲みマシーンマミコとマミコのことが大好きな男

3月14日、仕事終わってから会える? とショウタから連絡があったのは、3月のはじめのことだった。ショウタはマミコのことを彼女と思っている男のひとりで、今や1番の古株である。ナカモトショウタ、24歳。友人と起業した会社でゲームやアプリを作っている。 …

はいはい、わたしがやりました。

え、サオリさんがネットで中傷されてる? インスタですか? Twitter? うそ、フリマアプリまで? なんだか最近、投稿少なくなったと思ってたんですけど……そういうことだったんですね。 うわぁ、かなり酷いですね。サオリさんあんなに良い人なのに。こういう…

わたしという餃子の爆発

今から不倫相手への憎悪を語りますが、「不倫女が何言ってんだ」みたいなところは一旦棚に上げさせてください。これはわたしのわたしによる、わたしのための文章です。 思わず地獄短歌です。 「妻とはセックスどころか会話もなく、離婚秒読み家庭内別居」と…

口裂け女とTOKYO HUNTING DAYS / Chapter1:新宿の口裂け女(1)

Chapter1:新宿の口裂け女 汚い事務所で目が覚めた。酸っぱい匂いでまたゴミを出し忘れたことに気づく。足元に転がるペットボトルを足で端に寄せ、ソファベッドから起き上がる。時刻を見ると17時。年中閉めっぱなしのカーテンの隙間から、オレンジ色の陽が射…

口裂け女とTOKYO HUNTING DAYS / Chapter2:さよならサンタさん(1)

(第1話はこちら) Chapter2:さよならサンタさん 久しぶりに米を炊く気になったのに、炊飯器が壊れていた。まだ買って2年も経ってない。 家電の保証書をすぐ出せるような生活はしていないので、探すのは大仕事になった。物置にしている所長部屋に放置してあ…

【試し読み】家族にもなれないくせにバカみたい どうせ離れていくのに何なの

(こちらの話とリンクしています) 去年の誕生日、彼から花束をもらった。わたしの好きなダイヤモンドリリーがふんだんに使われた大きな花束。幸せな気持ちで花束に顔をうずめるわたしに向かって彼は言った。 「30歳。俺に捨てられたら、無職の家無し30女に…

彼女が『姉』になった日(前編)

中学生の頃、新聞委員だった。しかも委員長だった(じゃんけんに負けた)。活動内容は月イチの学年新聞づくり。新聞といっても、印刷してみんなに配るわけじゃない。生徒指導室の前の壁に掲示するのだ。各クラスの委員から記事を回収し、体裁を整えながら模…

彼氏なんてほしくないんだろ

これは某月某日、友人の凪咲とお茶をしていた時の会話。場所は日比谷。時刻は16:20。わたしたちは17:10からの映画を予約していて、時間つぶしにカフェに来た。彼女の頼んだフルーツティーはガラス風のプラスチックのグラス、わたしのホットコーヒーはロゴ入…

口裂け女とTOKYO HUNTING DAYS / Chapter1:新宿の口裂け女(2)

(前回の話はこちら) 翌日、インターホンで目が覚めた。寝ぼけ眼で時計を見ると12時だった。閉めきったカーテンを通り抜けた光が、事務所を薄明るくしている。わたしはソファーベッドに横たわったまま、あたりをまさぐりスマホを手に取るが、画面は真っ黒で…

全自動お茶汲みマシーンマミコと無敵の主人公

カラン。アイスティーの氷が溶けて涼しげな音をたてる。恵比寿のカフェで、マミコは人を待っていた。 10分もしないうちに、大柄な女性が息を切らせてやってきた。彼女はしきりに遅刻を詫びて、色褪せて固そうなタオルハンカチで汗を拭った。マミコはコスメデ…

全自動お茶汲みマシーンマミコと他人の夫

あ、と言われてげ、と思った。 ここはアウトレットモール内のカフェ。ひとりで休憩していたマミコの隣の席にやってきた夫婦。声を出したのは夫の方で、今それを悔いているであろう彼は、マミコの会社の営業部長・セリザワさんだった。 仕方なくマミコは立ち…

平面より愛をこめて

「連絡、来るって思ってました。 あのお別れから約1年。 あの子とはまだ続いてるんですね。ううん、いいの。大丈夫。だってもうすぐ終わるから。あなたはわたしのところに帰ってくるって、最初からわかっていましたよ。 あの日あなたに言われた言葉、今でも…

テニス、セックス、ヘッドスパ

30になってもセックスの良さがイマイチ分からず、女友達が絶賛するセフレと寝てみることにした。 「絶対に好きになりません」 「セックスは1回きりです」 「連絡先は消去します」 そんな念書まで書かされたので、「ランちゃんが彼を好きなら遠慮するよ」と言…